EMSベルトの3つの危険性を知っておこう
EMSベルトの危険性とは
※この記事は、EMSベルトの危険性について書いたものです。
通常、筋肉は脳の命令により電気信号が送られ動きます。
EMSベルトは、脳の命令がなくともベルトから出る干渉波によって筋肉を動かすことができます。
電気で筋肉を動かす、、、というと、人間の基本的な運動能力を無視しているようにも感じますね。
危険性がないのか心配になりますよね。
人体の危険を冒してまで、このような引き締まったウエストを手に入れたくはなですもんね~
いや、それでも引き締まった体を手に入れたい?
では
① EMSベルトは電気で筋肉を動かすというけど、人体に害はないのか?
②EMSを使ったことでの病気やけがの可能性は?
③安全なEMSベルトの見分け方
を調べてみましょう!!
EMSベルトの危険性①。人体に害はないの?
過去に行われた実験
国民生活センターではEMS商品の全体でこのような被害が平成13年度から14年度までで48件集められたため商品の安全性を調べるために以下の実施が行われました。
電気刺激による筋肉増強をうたった商品の安全性−EMSベルトの筋肉や皮膚への影響を調べる−(発表情報)_国民生活センター
実験内容では電気的な刺激を筋肉に与えることで増強効果があるとしている1万円前後の4つの商品を対象とし、電気刺激は筋肉にどのような影響があるかと共に皮膚への危険性も調べています。
そこで行われた実験の結果は、
電力がEMSベルトでは一定に流れているため皮膚とパッドの接触面積が減っても通電が行われ、単位面積に流れる電流量がふえてしまうことで皮膚障害が起きる恐れがありました。
以上の事から、電気刺激により筋肉に動かしていることは確認できたが、
使い方や皮膚の状態によっては、皮膚障害が起きる危険性があるとのことがわかりました。
なんにしても自己判断で危険な使い方はしてはいけないということですね。
ネットで調べると、こんな情報も出てきました。
EMSベルトで腹筋が解けた!?
この情報は、2016年の3月30日にイギリス医師会雑誌オンライン版に掲載された情報です。
イスラエルでEMS機器を使った患者が筋肉の痛みやしびれを訴え、
医師が診断したところ、横紋筋融解症という症状になっていたことにより、
2016年にイスラエルではEMS機器の使用は医師の管理下のもとでのみの使用の許可が出るということになっている。
横紋筋融解症とは?
管理人はこの『おうもんきんゆうかいしょう』という言葉を知らなかったので
どのようなものなのか調べてみました。
横紋筋細胞が融解し筋細胞内の成分が血中に流出する症状、またはそれを指す病気のこと。
ものすごく簡単に言うと、
横紋筋というのはよく、筋肉の絵で見られるしましまの部分が規則正しく配列されている部分
その筋肉が、事故や怪我、重度の熱中症などが原因で解けて筋肉内の細胞の成分が、
血液中に流れ出てしまうこと。
ということですね。おそろしい!!!
調べたところでは、事故や怪我、特に薬剤投与(脂質異常症治療薬のスタチン系薬剤・フィブラート系薬剤、および抗菌薬のニュー木のロン系薬剤・キサンチン系薬剤・抗精神病薬・漢方薬などがによって横紋筋融解症が発症することが多いらしい。
EMS使用で発生したという症例は
この2016年のイスラエルの症例しか探し出すことはできませんでした。
日本では今時点ではEMSでの横紋筋融解症の発症の事例は見つけられませんでした。
イスラエルで使われたEMS機器がどのような製品だったのか、
どのような頻度で何時間程度使用したのか、記載がなかったのでわかりませんが
このような症例があることは、参考程度に知識として知っておくことは大切ですね。
EMSベルトの危険性②病気やけがの可能性は?
医療の現場でも使われるEMS
家庭用EMSの口コミでは
主に低周波のものの多くに、
- 電気刺激がピリピリしていたい。
- やけどをした。
- ジェルを塗るタイプで肌がかぶれた。
といった影響があるようです。
低周波EMSではどうしても電気刺激を受ける範囲が狭く浅いので
その刺激で肌に不快感が出てしまうようです。
医療や美容の施術をする現場ではどうなのか?
病院や整体院など、主に医療用のEMSは以下のような状況で使われているようです。
《医療シーンでの使用状況》
・疼痛緩解
急性・慢性の関節痛、神経痛、などの痛みの治療
・運動不足が原因でおこる様々な疾患の予防と治療
変形性膝関節症、腰痛、四十肩、五十肩など
・運動療法の補助
術後のリハビリ、麻痺患者のリハビリなど
《スポーツ分野での使用状況》
・ウオーミングアップ
・トレーニングの困難な深層筋の強化
・コンディショニング
・スポーツ障害の治療・リハビリ補助
《美容分野での使用状況》
・腹筋の強化によるウェストの引き締め
・有酸素運動に変わるエクササイズとして
整体院や整骨院でも電気治療などされていますが
この場合使われているのは業務用のEMS機器です。
家庭用のEMS機器とは、けた違いの値段のものもあり、
もちろん干渉波や高周波、いろんなタイプのものが使用されています。
医師の監視のもと、
きちんとEMSの知識を持った施術者の管理のもとに行われる電気治療ですので
感電や、やけどなどの心配はほとんどなさそうですね。
そもそもですが、人間の体にも微弱な電流を流すことで(脳の命令)筋肉を動かしているのですから
人の意志で筋肉を動かすのも、外から電流で筋肉を動かすのも結果的には筋肉を鍛えるという目的は達成されるので使用方法を間違えなければ心配することはないようです。
ですが、早く効果を実感したい、痩せたい!とあせるあまりに、
説明書の注意事項を無視して自己流でEMS機器を使い倒すというようなことはやめましょうね。
EMSベルトの危険性③安価な製品に注意!!
より安全性の高い商品の選び方を知っておこう
EMSベルトは実にさまざまな種類のものが売られています。
価格ばかりを重視して購入してしまうと、
使い心地が悪くて結局ごみ箱行きになってしまうものもあるので、買う前にきちんと調べてから購入しましょう。
周波数をチェック
低周波(1~1000Hz)
低周波の振動は、皮膚の下数ミリ程度で大半が分散し、残ったものが筋肉へと届きます。皮膚への抵抗が大きいため、痛みを感じやすい点もネックです。
中周波(1000Hz-2000Hz)
およそ1000Hz-2000Hzの周波数です。一般的なEMS機器や、周波数の記載がないものは、だいたいがこの周波数になるとも言われています。皮膚の下、3~4cmまで浸透し、筋肉に刺激を与えます。
低周波数治療などに用いられるものと同様の振動数ですが、「筋肉の動きを実感しづらい」とも言われています。
高周波(3000Hz~50000Hz)
高周波は、皮下10~150cmまで届き、コアマッスルなど、深い部分の筋肉にまで働くため、より高い筋トレ効果が期待できます。周波数が高いため、皮膚への抵抗が少なく、痛みを感じづらい特徴もあります。
ただし、高周波を出力できる本格派のEMSマシンは、一般的に高価格なことが多いというデメリットもあります。
干渉派(かんしょうは)
2つ以上の波が影響しあい、多きな力を起こすことを「干渉」と言います。干渉派を使ったEMSはこの働きを利用したもので、単一の振動ではなく、複数の異なる振動を与えることで、より深く、広範囲にわたって筋肉に働きかけるタイプのEMSです。
価格の安いものは、低周波や中周波のものが多いです。
あと、使っていると、電気刺激がピリピリしてとても使えないという代物もあります。
周波数が低いと、肌の表面の筋肉にしか電気が伝わらないので皮下脂肪に影響を与えることはできますが、内臓脂肪、インナーマッスルまで影響を与えることができません。
あなたの目的に合わせて希望の周波数のものを選んでください
きちんと調べたうえで納得の購入を。
今回はEMSベルトの危険性について調べてみました。
微弱な電流を流して筋肉を動かす方法は医療の現場やリハビリテーションの場面で使われていることから、危険性は低いと思います。
家庭用のEMS機器を 購入した際には説明書にある使用方法を無視して自己流で行った結果、皮膚障害が出てしまう可能性もありますので
くれぐれも使用方法を守ることで
トラブルに合う危険性をなくしましょう。
⇒⇒干渉波で奥まで届く!インナーマッスルを鍛えるパーフェクト4500HOTの詳細はこちら